日本農芸化学会大会に出展しました
NBDC広報の杉澤です。
2019年3月25日から27日の間、NBDCはDBCLSと合同で、日本農芸化学会2019年度大会の附設展示会にブースを出展しました。NBDCの紹介を担当した筆者が、会場の模様をご報告します。
大会参加者にNBDCのサービスを紹介
日本農芸化学会は「バイオサイエンス・バイオテクノロジーを中心とする多彩な領域」(学会ホームページより)の研究者、技術者、学生などによって構成されている学会で、NBDCは毎年のように大会にブースを出展しています。2019年度大会は東京農業大学の世田谷キャンパスで開催されました。
附設展示会の会場となったのは、同キャンパスの桜丘アリーナという体育館です。展示会には、分析機器や試薬を販売する企業、各種分析サービスを提供する企業、NBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)の実施機関など、約100団体が出展しました。NBDC/DBCLSブースの隣は、NBDCの統合化推進プログラムに参加している微生物統合データベース「MicrobeDB.jp」プロジェクトのブースでした。
会場となった東京農業大学世田谷キャンパス
デモ用のPCを起動し、パンフレットを並べて、展示ブースの準備が完了です
ブースではNBDCとDBCLSのパンフレットをお渡しして、「integbio データベースカタログ」や「生命科学系データベース横断検索」などのサービスをパソコンで実演しながらご紹介しました。ご自身の研究分野に関するキーワードではどのような検索結果が出るか、さっそく試してくださる方もいらっしゃいました。
「統合TV」の人気動画をブースの壁に投影していたところ、「統合TVは学生のころから知っています」と言ってくださる方がいてとてもありがたく思いました。また、MicrobeDB.jpのブースには微生物関連の研究者の方が次々と訪れ、開発者に熱心に質問をされていました。
来場者の質問に答えるDBCLS特任准教授の箕輪真理(左から2番目)と、MicrobeDB.jp開発チームの森宙史助教(国立遺伝学研究所、右から2番目)
大会は連日盛況
学会会場では、一般講演やシンポジウムのほか、学会賞などを受賞された方の講演や、高校生が研究発表を行う「ジュニア農芸化学会」などの催しが連日開かれました。本大会の参加者数は約4,100名だったそうで、通りかかった講演会場は多くが満席でした。大会本部のフリーテイクコーナーに置いたJST情報サービスについてのパンフレットも多くの方にお持ちいただき、用意した部数がすべてなくなりました。
世田谷キャンパスのすぐ前には「東京農業大学『食と農』の博物館」があります。展示会設営の帰りに寄ってみたところ、いのしし年にちなんだ企画展や温室で育つマダガスカルの植物を見学することができて、とても興味深い体験ができました。おすすめです。
NBDCでは様々な学会でブースを出展し、サービスのご紹介やご質問への対応を行っています。皆さまの学会でNBDCの名前を見かけたら、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
展示会会場の桜丘アリーナ(写真奥)前に植えられた桜。会期中にどんどん開花が進みました
Licensed under a Creative Commons 表示4.0国際 license