国立研究開発法人 科学技術振興機構

「トーゴーの日シンポジウム2024」の一般参加登録を開始 AI + ロボティクス + データベースが変える生命科学

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2024年8月9日

トーゴーの日シンポジウム2024のイメージ画像。イベント名称、開催日、開催地、X (Twitter) のハッシュタグがテキストとして書き込まれている。

JST NBDC事業推進室では、生命科学分野のデータ統合にまつわる課題をともに考え、議論を深める場として、2024年10月5日、品川にて「トーゴーの日シンポジウム2024」を開催します。本日2024年8月9日、シンポジウムの特設サイトにて当日のプログラムを公開するとともに、一般参加登録の受付を開始しました。

近年、ChatGPTをはじめとする生成 AI やロボット技術などによる研究自動化 (ARW : Automated Research Workflow) が急速に進み、仮説提示・計画立案・実験実施・データ解析・考察などの研究活動に組み込まれつつあります。研究自動化の進展は研究サイクルの大幅な加速や探索範囲の拡大を促進させることとなり、想定外の発見や思いがけない成果の創出、社会的課題解決に向けた貢献の増大が期待されています。こうした新たな時代にあって、データベースを通じた研究データの整備・利用のあり方はどのように変わっていくでしょうか?

生命科学の未来を思索するため、本シンポジウムでは次のプログラムを企画いたしました。

招待講演では、自然言語処理、ロボティック・バイオロジーの第一人者の先生方をお招きし、それぞれの技術の現状と今後をご紹介いただきます。

まずは、東京大学の宮尾 祐介先生に、「自然言語処理と大規模言語モデルの発展と応用の可能性」と題し、自然言語処理・大規模言語モデルのこれまでの技術と今後の研究や技術開発の方向性を講演いただきます。ついで、理化学研究所の高橋 恒一先生には、「ロボティック・バイオロジーによる生命科学の加速」と題し、生物学実験のロボット化や自動実験計画による実験システムの自律化といった取り組みをご紹介いただきます。

その後、「統合化推進プログラム」2024年度採択課題の代表者3名、理化学研究所の池田 和由先生、筑波大学の尾崎 遼先生、理化学研究所/九州工業大学の早川 英介先生に、開発構想を講演いただきます。くわえて、本プログラムの研究総括である伊藤隆司先生には、本プログラムの役割や目指す方向を講演いただきます。

昼休みを挟んだ午後最初のセッションでは、ポスター発表を実施します。現地開催でのポスター発表は、5年ぶりとなります。発表演題は、今月16日正午まで、一般登録を受け付けています。

シンポジウムの掉尾を飾るのは、研究プロセスの自動化が進みつつある生命科学の未来について議論するパネル・ディスカッションです。バイオインフォマティクス、AI、ロボティクス、データベースの専門家5名、理化学研究所/東京医科歯科大学の二階堂 愛先生、オムロンサイニックエックスの牛久 祥孝先生、東京工業大学の大上 雅史先生、千葉大学の大田 達郎先生、遺伝学研究所の森 宙史先生にお集まりいただき、現状と今後を語っていただきます。オーガナイザーをつとめるのは、NBDCの高木 利久ライフサイエンスデータベース特別主監です。

本シンポジウムはハイブリッド開催で、現地にお越しいただくほか、ライブ配信でもご視聴いただけます。ポスターセッションのみ、ライブ配信がない点にご留意ください。一般参加登録は2024年10月2日(水)正午まで受け付けています。

ぜひ生命科学に関わる多くの多様なステークホルダーの方々にご参加いただければと思っております。

詳細・参加申し込み方法は、以下の特設サイトをご覧ください。

開催概要

名称 トーゴーの日シンポジウム2024
日時 2024年105 () 09:3017:40
会場 品川ザ・グランドホール (東京都港区港南2-16-4)
参加費

無料
※ 意見交換会へのご参加には参加費を申し受けます。

主催 国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST)
ハッシュタグ #togo2024
ウェブサイト https://biosciencedbc.jp/event/symposium/togo2024/

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