統合データベース講習会:AJACS富山
統合データベース講習会は、生命科学系のデータベースやツールの使い方、データベースを統合する活動を紹介する講習会です。
今回の講習会は、生命科学系データベースのカタログ、横断検索、アーカイブの使い方に加えて、次世代シーケンサデータの実際の解析例や次世代シーケンスデータベース Sequence Read Archive、次世代シーケンス解析パイプライン DDBJ Read Annotation Pipeline の使い方、また生命科学データの可視化ツール Cytoscape の使い方を中心にご紹介します。参加者全員がハンズオンでコンピュータを使いながらの講習です。
- 対象: 生命科学分野のデータベースを利用したい、研究に役立てたい方。
- 日時: 2013年8月30日(金) 10:00~17:30
- 会場: 富山大学 杉谷キャンパス講義実習棟 3F情報処理室
- 定員: 約50名
- 費用: 無料
- PC: 会場備え付けのPC(Windows)をご使用いただきます。
- 申込: 申し込み受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
- プログラム 講習資料はこちらのサイトをご覧ください。
10:00~10:20 「データベースの統合はなぜ必要か?」
/高木 利久(東京大学大学院 新領域創成科学研究科/科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター
/ 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 DDBJセンター)
10:20~11:20 「NBDCとNBDCが提供するサービス」
/櫛田 達矢(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
11:20〜11:30 休憩
11:30~12:30 「次世代シーケンサーを用いたHLA遺伝子の配列決定」
/細道 一善(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所人類遺伝研究部門)
12:30~13:40 昼食
13:40~14:40 「次世代シーケンスデータベースSequence Read Archiveを利用する」
/大田 達郎(情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター)
14:40〜14:50 休憩
14:50〜15:50 「DDBJと新型シーケンサ解析パイプラインの使い方」
/中村 保一(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所/ 大量遺伝情報研究室)
15:50〜16:00 休憩
16:00〜17:30 「Cytoscapeを使ったデータの可視化」
/櫛田 達矢(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
- お問い合わせ: 統合データベース講習会事務局 までメールにてお問い合わせください。
- 主催: 科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)
- 共催: 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)
富山大学生命科学先端研究センター
日本DNAデータバンク(DDBJ)
※AJACS(「あじゃっくす」と発音)とは・・・
ライフサイエンス分野のデータベース統合を担う人材、アノテーター(Annotator)、キュレーター(Curator)、システムデータベース管理者(System DB administrator)の総称です(All Japan Annotator/Curator/System DB administrator)。AJACSな人は、統合データベースの作成、維持、管理にかかわる新たな職種です。
文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」(平成18年度~平成22年度)においては、主としてライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS: Database Center for Life Science)を担う人材として期待されてきました。平成23年度からは講習会等も新たな体制で実施されることになり、より幅広く活躍できるAJACSが生まれることを願っています。