バイオインフォマティクスに関する無料講習会いろいろ

NBDC広報チームの杉澤です。NBDCでは「統合データベース講習会：AJACS（あじゃっくす）」を開催しています。AJACSは、生命科学系のデータベースやツールの使い方、データベースを統合する活動を紹介する無料の講習会です。

AJACS以外にも、様々な組織がバイオインフォマティクスに関連する無料の講習会を開催していますので、まとめてみました。ステップアップのために、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか？

資料や動画を公開して、自習できるようにしている講習会もあります。AJACSの動画は統合TVからご覧いただけます。

※詳細については各イベントの主催者にご確認ください。

バイオインフォマティクス関連の無料講習会

AJACS（あじゃっくす）（NBDC）

https://biosciencedbc.jp/event/ajacs/

データ解析の"入り口"を学び、研究に役立つデータベースを知ることができる講習会です。基本的にハンズオン形式で、講師とともにデータベースを操作しながら学べます。受入れ機関を全国から募集し、ご要望に応じたカリキュラムで開催しています。

• 頻度：年4-5回
• 会場：全国各地

2019年8月に開催されたAJACS番町３の様子

RDF講習会（DBCLS）

https://biosciencedbc.jp/event/other/

セマンティックウェブやデータ統合に活用されるRDFについて、その概念から実際の活用法まで、初心者にもわかりやすく講習します。

• 頻度：年1回
• 会場：JST東京本部（東京都千代田区）

DDBJing（遺伝学研究所　生命情報・DDBJセンター）

https://www.ddbj.nig.ac.jp/training/ddbjing.html

DDBJのサービスや関連ツールの利用方法を紹介します。遺伝研ではなく外部の大学や研究機関で開催される「on-demand DDBJing」もあります。

• 頻度：年1-2回
• 会場：遺伝学研究所（静岡県三島市）ほか

情報解析講習会（先進ゲノム支援）

https://www.genome-sci.jp/bioinformatic

Linuxの基礎やDDBJスパコンの使い方から、Pythonを用いたRNA-seqデータの視覚化実習まで、受講者のレベルに合わせて講座が設定されています。

• 頻度：年2回
• 会場：遺伝学研究所（静岡県三島市）

トレーニングコース（基礎生物学研究所）

http://www.nibb.ac.jp/collabo/trainingcourse/

研究者向けに実験手法や解析手法を紹介する講習会です。「RNA-seq入門」などのバイオインフォマティクス系の他、「生物画像データ解析」等の講座もあります。

• 頻度：年4-5回
• 会場：基礎生物学研究所（愛知県岡崎市）

講習会（東京大学医科学研究所　ヒトゲノム解析センター）

https://supcom.hgc.jp/japanese/training/calender.html

スパコン「SHIROKANE」を運用するヒトゲノム解析センターによる講習会です。SHIROKANEの使い方講習会のほかに、「配列解析から学ぶバイオインフォマティクス入門」などの講座があります。

• 頻度：年4-5回
• 会場：東京大学医科学研究所（東京都港区）

進化学セミナー（木村資生記念進化学セミナー運営委員会）

https://kimuraseminar.wordpress.com

進化研究に取り組む学生・研究者を対象に、集団遺伝学やゲノム解析などについて、二泊三日程度で集中的に講習が行われます。

• 頻度：年1回
• 会場：遺伝学研究所（静岡県三島市）ほか

AJACSの受入れ機関を募集しています

NBDCでは2020年3月8日まで、2020年度のAJACS受入れ機関を募集しています。お勤めの大学や研究所、企業を会場に、NBDCや関係機関の講師が出向き、半日から2日間の講習会を行います。講師の謝礼や旅費のご負担は不要です。講義の内容、取り上げるデータベースについてもできる限りご要望にお応えします。

詳細は以下のページからご覧いただけます。全国の皆さまからのご応募をお待ちしております。今年はあなたの街でAJACS！

• 2020年度AJACS　受入れ機関募集

AJACSの開催情報については以下のページをご覧ください。

• 統合データベース講習会：AJACS