大阪大学がwwPDBの設立20周年とPDBjの登録数5万件到達を報告
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日本蛋白質構造データバンク(Protein Data Bank Japan:PDBj)を運営する大阪大学は、2023年5月11日、国際蛋白質構造データバンク(worldwide Protein Data Bank:wwPDB)が設立20周年を迎えたこと、また PDBjからのデータ登録数が世界のPDBデータの4分の1に相当する5万件に到達したことを報告しました。
PDBjは、国際プロジェクトwwPDBの下で、蛋白質構造データバンク(Protein Data Bank:PDB)を米国、欧州の拠点と共同で運営しています。PDB は、実験を通じて決定された生体高分子の3次元構造を保存する、世界で唯一のデータベースです。
wwPDBは、2003年、PDBjが欧米拠点と共同で立ち上げたプロジェクトです。PDBjは、その3年前の2000年から、大阪大学でタンパク質構造データの登録活動を開始しました。以降、アジアの代表機関として主にアジア地区で解析されたタンパク質構造情報をPDBに登録してきました。
PDBに保存された生体高分子の立体構造情報は、新薬開発などに欠かせない基本的な情報基盤です。PDBjは国際的な枠組みの下で信頼性の高いデータを提供することで、学術分野のみならず、産業応用にも大きく貢献しています。
詳細は、大阪大学のお知らせ「世界のPDBデータの4分の1相当 5万件に到達!大阪大学が世界の蛋白質構造データバンク(PDB)を運営して20年」をご覧ください。
PDBjは「統合化推進プログラム」の研究開発課題「蛋白質構造データバンクのデータ駆動型研究基盤への拡張」の一環として開発・運営されています。