DBCLSのウェブサービス「TogoID」の論文が公開されました
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2022年7月19日
NBDCの共同研究先であるライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)の研究グループが執筆した「TogoID」の論文が、2022年7月8日付けでBioinformatics誌に掲載されました。
TogoIDは、生命科学系データベースのID変換サービスです。
生命科学研究では、様々なカテゴリーのデータベースに散在する生物学的データの活用が必要不可欠です。しかし、同じ遺伝子やタンパク質を示すIDが、データベース間で異なる場合が少なくありません。したがって、複数のデータベースのデータを統合して利用するためには識別子(ID)の変換が不可欠で、ID変換サービスが重要な役割を担っています。
実際、これまでにいくつものID変換サービスが公開されていますが、TogoIDは、ウェブサイトから無償で自由に利用することができるだけではなく、(1)生物学的意味を考慮しながら幅広い分野のID変換ができる、(2)APIを提供しており、外部アプリケーションから利用可能、(3)ソースコードをGitHubで公開し、DB開発者によるID対応関係の追加が容易である点などが既存のID変換サービスと異なります。
本論文では、ID変換にまつわる問題点や、上記のようなTogoIDの特徴を実現するための技術的な検討について述べています。
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