国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【52】天然変性タンパク質データベース:IDEAL

発表者

○太田元規(名古屋大)、嘉戸裕美子(名古屋大)、坂本盛宇(ホロニクス)、細田和男(前橋工科大)、山口敦子(東京都市大)、畠中秀樹(DBCLS)、小池亮太郎(名古屋大)、廣明秀一(名古屋大)、福地佐斗志(前橋工科大)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2020.p052

概要

タンパク質の鎖の中で立体構造を形成しない部分を天然変性領域といい、天然変性領域を有するタンパク質を天然変性タンパク質という。天然変性タンパク質は生体内でシグナル伝達・転写調節といった重要な役割を担っている。我々は天然変性タンパク質データベース:IDEAL(https://www.ideal-db.org)を開発、運営している。 IDEALでは、実験的に確認された天然変性領域および天然変性領域中の相互作用部位(ProS)の情報を論文から収集している。2020年7月公開版では、SwissProtの局在情報に基づき、液-液相分離に関与するタンパク質に関する注釈付を開始した。また、欧州でのELIXIRへの参画を通じ、欧州拠点の天然変性タンパク質データベースDisprotとのデータ共有も計画している.データベースIDEALには2020年7月現在、995配列、31328天然変性領域、608Prosが収録されており、全データはウェッブと共にXML、RDFでも公開している。

発表資料

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