【31】再生医療研究をサポートする幹細胞データベース"SKIP"と細胞分類のソリューション"SHOGoiN"
発表者
○山根順子(京都大)、陳影(京都大)、Naila Shinwari(京都大)、藍冠鈞(京都大)、藤渕航(京都大)
※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。
DOI
概要
ヒト多能性幹細胞が報告されて以降、世界中の研究機関でiPS細胞の樹立や研究上の使用が行われてきた。現在では一部の疾患に対しては実際の治療にもiPS細胞から分化させた細胞が利用され始めている。再生医療研究をサポートする目的で、主にアジアの国々から報告された幹細胞の情報を集めたデータベース"SKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal) "を紹介する。また細胞の分類に関しては、詳細な独自の細胞分類情報を備えたデータベース"SHOGoiN"が有効であり、こちらは1細胞技術から得られた遺伝子発現情報やエピゲノム情報なども搭載されている。更には"SKIP"のみならず、世界中の疾患細胞を検索できるシステム"ICSCB (Integrated Collection of Stem Cell Bank data by MIACARM) "も紹介する。ICSCBでは約15,900件の細胞検索が可能(2020年7月末時点)となっており、これらのシステムを利用することで、再生医療を始めとした細胞研究を躍進させることが期待される。
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