国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【23】DDrare ー難病の開発薬物と標的遺伝子・パスウェイのデータベースー

発表者

○坂手龍一(NIBIOHN)、深川明子(NIBIOHN)、水口賢司(NIBIOHN)、鍵井英之(政策研)、佐々木隆之(政策研)、森田正実(政策研)、木村友則(NIBIOHN)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2020.p023

概要

DDrare(ディーディーレア;Database of Drug Development for Rare Diseases;難病・希少疾患創薬データベース)[1] は、厚生労働省の指定難病を対象とする臨床試験データから抽出した開発薬物と、それらの標的遺伝子・パスウェイの情報を提供している[2]。DDrareは医薬基盤・健康・栄養研究所と医薬産業政策研究所との共同研究で開発され、改良を重ねている。疾患名と薬物名の同義語等の拡充や解析手法の改良により、2020年7月時点で、226疾患について、15,194件の臨床試験、1,666薬物、551遺伝子、275パスウェイの情報を提供している。DDrareは疾患横断的な情報探索が可能である。例えば、ドラッグ・リポジショニングについては、2001年以降の臨床試験で、のべ12,153薬物、5,570疾患ペアで試みられていた。DDrareは、難病の開発薬物情報(DrugBank等)と標的遺伝子・パスウェイ情報(KEGG)等をつなぐことで、創薬標的の探索に有用なデータベースとなることを目的としている。

発表資料

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