国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【17】DDBJ Workflow Execution Service

発表者

○大田達郎(DBCLS)、 末竹裕貴(東京大)、 児玉悠一(遺伝研)、 藤澤貴智(遺伝研)、 小笠原理(遺伝研)、 清水厚志(遺伝研)、 有田正規(遺伝研)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2020.p017

概要

ヒトを対象としたゲノム研究において、個人情報として扱われる個人ゲノムデータを解析するためには、高いセキュリティを有した計算機環境が必要である。しかし多くの研究プロジェクトにとって、セキュリティの担保ができており、かつ大量のヒトゲノムデータを効率よく解析できる環境を準備することは容易ではない。

DDBJでは国内のヒトゲノムデータ解析をサポートするため、スーパーコンピューターシステムの一部を専有利用する個人ゲノム解析環境を有償提供している。個人ゲノム解析環境は、NBDCヒトデータ取扱いセキュリティガイドラインおよびNBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドラインに準じて構築・運用されている。しかしセキュリティの要件上、ネットワーク接続やデータ転送に制限がある個人ゲノム解析環境では、ユーザによる解析環境の構築は通常の計算機環境と比較すると困難である。

そこで、DDBJでは個人ゲノム解析環境での稼働を前提とした Workflow Execution Service (WES) を構築した。WES を用いることにより、コマンドライン操作をすることなく、ユーザはデータとワークフローを指定するだけで容易に解析を行うことができる。

発表資料

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