【45】微生物有害情報データベース Microbial Risk Information Database(M-RINDA):アップデート 2021
発表者
○宮澤せいは(NITE)、藤田真澄(NITE)、山本美佳(NITE)、魚原 文(NITE)、黄地祥子(NITE)、木村明音(NITE)、中田 忍(NITE)、市川夏子(NITE)、川﨑浩子 (NITE)、藤田信之(東京農業大)、加藤愼一郎(NITE)
※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。
DOI
概要
NITEバイオテクノロジーセンターから公開している微生物有害性情報の総合サイト「M-RINDA」(https://www.nite.go.jp/nbrc/mrinda/)は、細菌/真菌の危険度分類(BSL)や法規制情報を一元化した「微生物有害情報リスト」と、細菌のゲノム情報から毒素産生性などの有害性に関する機能/遺伝子を推定する「MiFuP Safety」の2つのデータベース(DB)で構成されている。
本年3月、これら独立した2つのDB内の互いに関連する情報同士を対応づけ、両DB間を相互に参照できる機能を追加した。
これにより、有害性機能と、その機能を有する細菌および各菌のBSLなどの情報が一覧で表示されるため、例えば、【ジフテリア毒素】の情報を得ると同時に、この毒素の産生菌であるCorynebacterium属細菌3種が複数機関においてBSL2に指定され、そのうち1種は家畜伝染病予防法の規制対象であることがすぐに確認できる。各DBを個別に情報検索する手間が軽減され、微生物を取り扱う現場において、より実用的で効率的な情報収集が可能になった。
ポスターではこの新規機能について紹介する。
発表資料
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