【38】幹細胞データベース"SKIP"と細胞分類ソリューション"SHOGoiN"
発表者
○山根順子(京都大)、Naila Shinwari(京都大)、藍冠鈞(京都大)、陳影(京都大)、和田卓巳(京都大)、藤渕 航(京都大)
※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。
DOI
概要
世界中の研究機関で樹立され、使用されているiPS細胞は基礎研究のみならず再生医療の実現に向けて研究が進められている。再生医療研究をサポートする目的で、主にアジアの国々から報告された幹細胞の情報を集めたデータベース"SKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal) "を紹介する。現在、世界最大の5,858件のdataが蓄積されており、1日3-400ユーザのアクセスがある(2021.7.28時点)。更に世界中の疾患細胞を検索できるシステム"ICSCB (Integrated Collection of Stem Cell Bank data by MIACARM) "も併せて紹介する。こちらは現在17,139細胞の検索が可能となっている(2021. 7.28時点)。
また細胞の分類に関しては、1細胞技術から得られた遺伝子発現データやエピゲノム情報などを搭載した、詳細な独自の細胞分類情報を備えたデータベース""SHOGoiN""が有効である。現在HCL (Human Cell Landscape) のmarker情報(約20,000件)を搭載するための準備を行なっている。それらの膨大な情報の蓄積により、精緻な細胞分類が可能となることが期待される。
発表資料
- 幹細胞データベース"SKIP"と細胞分類ソリューション"SHOGoiN"(PDF:629KB)
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