国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【37】メタボローム統合データベースMetaboBankの開発

発表者

○長崎英樹(かずさ研)、○荒 武(かずさ研、京都大)、大澤祥子(かずさ研)、福島敦史(理研)、高橋みき子(理研)、小林紀郎(理研)、藤澤貴智(遺伝研)、時松敏明(遺伝研)、櫻井 望(遺伝研)、金谷重彦(奈良先端科学技術大学院大)、平川英樹(かずさ研)、有田正規(理研、遺伝研)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2021.p037

概要

多様な代謝物をより多く同定することを目指すメタボローム解析は、分析装置、解析手法、その設定も多種多様である。このため実験データだけでなく、実験手法を記載したメタデータも複雑化しており、世界的にデータの標準化が遅れている。我々は、公共リポジトリMetaboBankにおけるメタボローム解析メタデータをResource Description Framework (RDF) というデータ形式でアーカイブ化を行っている。現在かずさDNA研究所(KDRI)と理化学研究所(理研)にて測定された、植物を対象とした151プロジェクト、8,839サンプルの解析メタデータを対象にRDFのデータモデルを作成している。また他の生物種や実験条件にもデータモデルを拡張中である。
今後は奈良先端大のKNApSAcKなど他のメタボローム関連データベースやKDRIのPlant GARDENなどゲノム情報関連のデータベースとRDFを介して連携し、より多く、多様なデータの検索と解析を計画している。現在、KDRIと理研の生データ再解析を行なっており、これらの再解析結果もMetaboBankのプロジェクトとしてアーカイブ化の予定である。

発表資料

注意事項

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