国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【20】DDrare ~ 難病の開発薬物と標的遺伝子・パスウェイのデータベース ~

発表者

○坂手龍一(NIBIOHN)、深川明子(NIBIOHN)、宇佐美祐子(NIBIOHN)、水口賢司(NIBIOHN)、木村友則(NIBIOHN)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2021.p020

概要

DDrare(ディー ディー レア;Database of Drug Development for Rare Diseases)[1]は、厚生労働省の指定難病の創薬情報と薬物標的遺伝子/パスウェイのデータベースとして、医薬基盤・健康・栄養研究所と日本製薬工業協会 医薬産業政策研究所との共同研究で開発された。DDrareは、(1)指定難病の疾患名を階層構造を含めて翻訳・作成した疾患名リスト(日英)[2]、(2)世界4大臨床試験レジストリから抽出した、指定難病の臨床試験と開発薬物、(3)開発薬物の標的遺伝子・パスウェイ情報、を提供している[3]。2021年3月版では、疾患名と薬物名の同義語等の拡充とテキストマイニングの改良により、30,000件以上の臨床試験、2,000以上の薬物(DrugBank)を抽出した。薬物の標的遺伝子数は581、標的パスウェイ数は286(KEGG)となった。DDrareはドラッグ・リポジショニング[4]など、難病の創薬標的探索に有用なデータベースとなることを目的としている。

    参考文献:
  • [1] DDrare:https://ddrare.nibiohn.go.jp
  • [2] 政策研ニュース No.49 2016.11
  • [3] 政策研ニュース No.54 2018.7
  • [4] Sakate and Kimura. Sci Rep. 2021

発表資料

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