国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【48】Foundational Model of Anatomyに対する日本語ラベル付与の試み

発表者

○西村悟史(産総研)、福田賢一郎(産総研)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2020.p048

概要

Foundational Model of Anatomy (FMA) は人の解剖学的知見を記述した体系であり、Bioportalによると、327のオントロジーとリンクされた有用なリソースである。バージョン5.0.0では、英語以外に6言語でラベルが付与されているが、日本語ラベルは付与されていない。そこで、FMAに対する日本語ラベル付与を試みた。
日本語ラベルの付与には、機械翻訳ツールとして医療翻訳QLifeProを用いた。Weblio英語翻訳とみらい翻訳サービスも検討したが、「Subdivision of face」が翻訳されない、「面の分割」と翻訳されたりする等の不適切な結果を得ることがあったためである。医療翻訳QLifeProを用いた際も、不適切な結果が得られた場合には、人手で翻訳結果の修正を行った。結果は、Protégé上でrdfs:labelを用いて付与した。
本試みでは、1324個のクラスに日本語ラベルを付与した。ライフサイエンス分野の研究者には日本語ラベルは不要かもしれないが、分野以外でのリソース利用の際の機械翻訳の利用可能性について一つのケーススタディを提供した。

発表資料

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