統合データベース講習会:AJACS駿河
統合データベース講習会は、生命科学系のデータベースやツールの使い方、データベースを統合する活動を紹介する講習会です。
今回の講習会では1日目に生命科学系データベースのカタログ、横断検索、アーカイブの使い方や生命科学系の主要なデータベース(DDBJ:DNA Data Bank of Japan、PDBj:Protein Data Bank Japan、KEGG: Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes)の使い方について、また、DDBJパイプライン、遺伝子発現データベースや解析ツールをご紹介します。2日目には、PubMedを使って論文を検索したり、ダウンロードした論文の整理、論文中の略語の意味検索の仕方、創薬研究につながるバイオインフォマティクスの事例やKNApSAcKファミリーデータベースの使い方をご紹介します。参加者全員がハンズオンでコンピュータを使いながらの講習です。
- 対象: 生命科学分野のデータベースを利用したい、研究に役立てたい方。
- 日時: 2013年1月12日(土) 9:00~18:00、13日(日) 9:00~15:10
- 会場: 静岡県立大学 経営情報学部棟 コンピュータ実習室(4215室)
- 定員: 50名
- 費用: 無料
- PC: 会場備え付けのPC(Windows Vista)をご使用いただきます。
- 申込: 申し込み受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
- プログラム 講習資料はこちらのサイトをご覧ください。
1月12日(土)
9:00~10:20 「NBDCの紹介とNBDCが提供するサービス」/ 高祖歩美(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
10:20~10:30 休憩
10:30~12:30 「主要なDB(DDBJ、PDBj、KEGG)の使い方」/ 中村保一(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所)
12:30~13:30 昼食
13:30~15:00 「DDBJパイプラインによる高速シーケンスデータ解析」/ 中村保一(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所)
15:00~15:10 休憩
15:10~18:00 「遺伝子発現DB・解析ツールの紹介」/河野信(情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター)
1月13日(日)
9:00~10:00 「文献の検索とその整理方法」/ 河野信(情報・システム研究機構 ライフサイエンス総合データベースセンター)
10:00~10:10 休憩
10:10~12:10 「創薬につながるバイオインフォマティクス」/ 水口賢司(医薬基盤研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト)
12:10~13:10 昼食
13:10~15:10 「KNApSAcKファミリーデータベースの利用方法:医食同源、食品からのメタボロミクス!」
/ 金谷重彦 (奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
- お問い合わせ: 統合データベース講習会事務局 までメールにてお問い合わせください。
- 主催: 科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)
- 共催: 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)
静岡県立大学
医薬基盤研究所
日本DNAデータバンク(DDBJ)
※AJACS(「あじゃっくす」と発音)とは・・・
ライフサイエンス分野のデータベース統合を担う人材、アノテーター(Annotator)、キュレーター(Curator)、システムデータベース管理者(System DB administrator)の総称です(All Japan Annotator/Curator/System DB administrator)。AJACSな人は、統合データベースの作成、維持、管理にかかわる新たな職種です。
文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」(平成18年度~平成22年度)においては、主としてライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS: Database Center for Life Science)を担う人材として期待されてきました。平成23年度からは講習会等も新たな体制で実施されることになり、より幅広く活躍できるAJACSが生まれることを願っています。