国立研究開発法人 科学技術振興機構
ポスター発表

【34】ウイルス界と生物界をつなぐVirus-Host DB

発表者

○朱梦迪(京都大)、緒方博之(京都大)

※氏名の前の「○」は、代表発表者であることを表します。

DOI

doi:10.18908/togo2021.p034

概要

ウイルス-宿主データベース(Virus-Host DB)は、ウイルスと宿主の関係を系統分類群を指定するTaxID(NCBI生物分類ID)のペアとして記載した一次データベースです。ウイルスは宿主生物を利用して複製する寄生体で、近年のゲノム研究の進歩により、ゲノム配列が急速に蓄積しています。一方、ウイルスと宿主のゲノム配列を比較することにより、様々な生物学的情報の抽出が可能ですが、ウイルスと宿主の関係を記載するリソースは不足していました。京都大学ではこうした観点から2016年より本データベースを開発・維持してきました。具体的な内容は、文献から抽出された宿主・ゲノムタイプなどの情報を記載しています。現在(2021年7月時点)、RefSeq、GenBankなどから約16,300のウイルスのゲノムを登録しており、その99%以上に宿主情報が付与されています。国内外から毎月6,000人以上のアクセスを得ており、京都大学GenomeNetから無償公開されています。

発表資料

ライトニングトーク

注意事項

ポスターや発表スライド等の著作権は、別途記載がない限り発表者・発表者の所属機関に帰属します。
ポスター・スライド内の図や文言を転用する際には、著作者と話し合っていただくよう お願いいたします。

ページの上部に戻る

データ解析ウェビナー:AJACS

メタゲノム解析のトレンドと公共データの使いこなし方を解説!
データ解析講習会:AJACS「MAGを知って・学んで・使う」(2024年7月25日・オンライン) 受講登録を受付中