統合データベース講習会:AJACS琉球
統合データベース講習会は、生命科学系のデータベースやツールの使い方、データベースを統合する活動を紹介する講習会です。
今回の講習会は2日間に渡り行います。1日目は、生命科学系データベースのカタログ、横断検索、アーカイブの使い方、BLASTやMEGAを用いた基本的な配列比較解析、ゲノムアノテーション、化合物データベースの使い方を中心に紹介します。2日目は、遺伝子発現データベースや解析ツールの使い方、Cytoscapeを使ったデータの可視化を紹介する講習です。参加者全員がハンズオンでコンピュータを使いながら行います。
- 対象: 生命科学分野のデータベースを利用したい、研究に役立てたい方。
- 日時: 2013年7月30日(火) 9:45~17:00、7月31日(水) 9:30~15:00
- 会場: 琉球大学 農学部本館222教室
- 定員: 40名
- 費用: 無料
- PC: 会場備え付けののPCを使用します。
※琉球大学内の参加者については、PCの持ち込みも可能(無線LAN使用)。
- 申込: 申し込み受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
- プログラム 講習資料はこちらのサイトをご覧ください。
7月30日(火)
9:45~10:55 「NBDCの紹介とNBDCが提供するサービス」/櫛田 達矢(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
10:55~11:05 休憩
11:05~12:35 「配列比較解析の基礎(相同性検索、アラインメント、系統樹構築)」/大波 純一(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
12:35~13:50 昼食
13:50~15:20 「ゲノムアノテーション」/阿部 貴志(新潟大学工学部情報工学科)
15:20~15:30 休憩
15:30~17:00 「化合物データベースとウェブツールの利用法」/植木 雅志(理化学研究所 長田抗生物質研究室)
7月31日(水)
9:30~12:15 「遺伝子発現DB・解析ツールの紹介」/小野 浩雅(情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター)
12:15~13:30 昼食
13:30~15:00 「Cytoscapeを使ったデータの可視化」/櫛田 達矢(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)
- お問い合わせ: 統合データベース講習会事務局 までメールにてお問い合わせください。
- 主催: 科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)
- 共催: 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)
※AJACS(「あじゃっくす」と発音)とは・・・
ライフサイエンス分野のデータベース統合を担う人材、アノテーター(Annotator)、キュレーター(Curator)、システムデータベース管理者(System DB administrator)の総称です(All Japan Annotator/Curator/System DB administrator)。AJACSな人は、統合データベースの作成、維持、管理にかかわる新たな職種です。
文部科学省委託研究開発事業「統合データベースプロジェクト」(平成18年度~平成22年度)においては、主としてライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS: Database Center for Life Science)を担う人材として期待されてきました。平成23年度からは講習会等も新たな体制で実施されることになり、より幅広く活躍できるAJACSが生まれることを願っています。