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タイトル:公開特許公報(A)_経口投与組成物
出願番号:2007174632
年次:2009
IPC分類:A61K 36/25,A61K 35/60,A61K 35/74,A61P 9/00,A61P 9/04,A61P 9/10,A61P 17/00


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中尾 典義 錦戸 正巳 門口 忠祐 JP 2009013083 公開特許公報(A) 20090122 2007174632 20070702 経口投与組成物 中尾 典義 507223188 松尾 憲一郎 100080160 中嶋 裕昭 100125612 鈴木 光彌 100140741 中尾 典義 錦戸 正巳 門口 忠祐 A61K 36/25 20060101AFI20081219BHJP A61K 35/60 20060101ALI20081219BHJP A61K 35/74 20060101ALI20081219BHJP A61P 9/00 20060101ALI20081219BHJP A61P 9/04 20060101ALI20081219BHJP A61P 9/10 20060101ALI20081219BHJP A61P 17/00 20060101ALI20081219BHJP JPA61K35/78 MA61K35/60A61K35/74 AA61P9/00A61P9/04A61P9/10A61P17/00 5 OL 14 4C087 4C088 4C087AA01 4C087AA02 4C087BB16 4C087BC56 4C087CA09 4C087MA02 4C087MA43 4C087MA52 4C087NA14 4C087ZA36 4C087ZA38 4C087ZA40 4C087ZA89 4C088AB16 4C088AC11 4C088CA03 4C088MA02 4C088MA52 4C088NA14 4C088ZA36 4C088ZA89 本発明は、経口投与組成物に関する。 従来より、人間を含む動物の心臓病は、食生活や生活習慣の偏り、ストレス等で罹患しやすくなり、狭心症や心筋梗塞など死亡に至る可能性のある重篤な病気であることが知られている。 心臓病に罹患した場合、治療は、硝酸錠やカルシウム拮抗剤等の血管を拡張する医薬品(血管拡張剤)や、強心剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤を用いて行われており(例えば、特許文献1参照。)、また、カテーテル(例えば、特許文献2参照。)を用いたバルーン治療や冠動脈バイパス手術などのように外科的に行われることもある。 しかしながら、血管拡張剤や強心剤等を用いる治療のみでは、心臓を正常な状態にコントロールするのが困難であり、また、外科的な治療にあっては、患者の身体への負担が非常に大きくなる。 また、心疾患に罹患した場合、皮膚にも病変が現れることが知られており、心疾患を有する患者の苦痛をさらに大きなものとしている。特開2003−171284号公報特開2000−271224号公報 しかしながら、今日に至るまで、心疾患の治療と同時に皮膚疾患の治療をおこなうことのできる経口投与組成物は知られていなかった。 また、予防医療の観点から、普段の食生活の中で予防的に摂取することができ、心疾患及び皮膚疾患を同時に予防することのできる経口投与組成物が望まれていた。 しかも、近年では、患者に投与する薬や補助食品であっても、人為的に合成した合成薬や精製した有効成分単体ではなく、天然由来の生薬を摂取したいと考える人々もいる。 本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、天然由来の生薬を含有し、循環器機能を向上させながら皮膚状態を改善することができる経口投与組成物を提供する。 上記課題を解決するために、本発明に係る経口投与組成物では、生薬を含有した経口投与組成物において、前記生薬は、オタネ人蔘と、牡蠣エキスと、黒酢もろみとの混合物であり、循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うことを特徴とすることとした。 また、本発明に係る経口投与組成物では、3〜5重量部のオタネ人蔘末と、2〜4重量部の牡蠣エキス末と、6〜8重量部の黒酢もろみ末とを含有することとした。 さらに、本発明に係る経口投与組成物では、次の点にも特徴を有する。(1)前記牡蠣エキス末は、牡蠣と4〜50℃とした溶媒とを接触させて抽出した牡蠣エキスを50℃以下の温度で乾燥させて生成したこと。(2)エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、γ−リノレイン酸、シソオイル、合成ビタミンE、天然ビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ポリフェノール類、リコペン、茸菌糸体培養抽出物、茸子実体培養抽出物、霊芝、アガリクスエキス、熊笹エキス、マイタケエキス、クロレラ、スピルリナ、タンニン、アルギン酸、カテキン、甘草エキス、グリチルリチン、プロポリス、イチョウ葉エキス、高麗人蔘エキス、田七人蔘エキス、エゾウコギエキス、フコイダン、アロエエキス、キトサン、イノシトール、ペプタイド、セラミド、ナイアシン、総イソフラボン、パントテン酸、ビオチン、総カロチノイド、セレン、亜鉛、クロム、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、ムコ多糖タンパク、カルシウム、ローヤルゼリー、ウコンエキス、マリアアザミエキス、ガルシニアエキス、牛黄、コエンザイムQ10、αリポ酸、ミミズ抽出物、ミカンエキス、ビタミンP、ヒアルロン酸より選ばれる少なくともいずれか1つを含有すること。(3)チーズ粉末及び/またはチーズ香料を添加したこと。 請求項1に記載の本発明では、生薬を含有した経口投与組成物において、前記生薬は、オタネ人蔘と、牡蠣エキスと、黒酢もろみとの混合物であり、循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うこととしたため、心疾患及び皮膚疾患を同時に、しかも、効果的に改善することができる。 請求項2に記載の本発明では、3〜5重量部のオタネ人蔘末と、2〜4重量部の牡蠣エキス末と、6〜8重量部の黒酢もろみ末とを含有したため、心疾患及び皮膚疾患を同時に、しかも、効果的に改善することができる。 請求項3に記載の本発明では、前記牡蠣エキス末は、牡蠣と4〜50℃とした溶媒とを接触させて抽出した牡蠣エキスを50℃以下の温度で乾燥させて生成したため、皮膚疾患の改善効果をより顕著に生起させることができる。 請求項4に記載の本発明では、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、γ−リノレイン酸、シソオイル、合成ビタミンE、天然ビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ポリフェノール類、リコペン、茸菌糸体培養抽出物、茸子実体培養抽出物、霊芝、アガリクスエキス、熊笹エキス、マイタケエキス、クロレラ、スピルリナ、タンニン、アルギン酸、カテキン、甘草エキス、グリチルリチン、プロポリス、イチョウ葉エキス、高麗人蔘エキス、田七人蔘エキス、エゾウコギエキス、フコイダン、アロエエキス、キトサン、イノシトール、ペプタイド、セラミド、ナイアシン、総イソフラボン、パントテン酸、ビオチン、総カロチノイド、セレン、亜鉛、クロム、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、ムコ多糖タンパク、カルシウム、ローヤルゼリー、ウコンエキス、マリアアザミエキス、ガルシニアエキス、牛黄、コエンザイムQ10、αリポ酸、ミミズ抽出物、ミカンエキス、ビタミンP、ヒアルロン酸より選ばれる少なくともいずれか1つを含有することとしたため、経口投与組成物にこれらの物質が有する生理活性機能を付与することができ、経口投与組成物の付加価値を高めることができる。 請求項5に記載の本発明では、チーズ粉末及び/またはチーズ香料を添加したため、使用者が子供などであっても、摂取の抵抗感を軽減することができ、容易に経口投与組成物を投与することができる。 本発明は、生薬を、オタネ人蔘と、牡蠣エキスと、黒酢もろみとよりなる混合物とし、同混合物を投与した使用者の循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うことのできる経口投与組成物を提供するものである。 ここで、オタネ人蔘とは、一般に高麗人蔘や朝鮮人蔘と呼ばれる多年草であり、薬用植物として知られるウコギ科(Araliaceae)トチバニンジン属(Panax)オタネニンジン(ginseng)のことをいう。 このオタネ人蔘は、ジンセノサイド(ginsenoside)と呼ばれるサポニン群を1〜3%程度含有しており、微小循環改善作用、抗動脈硬化作用、糖や脂質の代謝促進作用、脳中枢や自律神経の調整作用、静穏作用、抗不安作用を有することが知られている。 特に、栽培年数が6年を経過し、表皮を付けたまま蒸して乾燥したオタネ人蔘を紅蔘といい、ジオール系及びトリオール系のジンセノサイドを含む総サポニン量が豊富であるため、本発明に係る経口投与組成物に使用するオタネ人蔘は、この紅蔘を用いるのが好ましい。 また、牡蠣エキスは、牡蠣肉をペースト状、液状に加工したものの他、牡蠣肉に水などの溶媒を接触させて抽出した抽出物も含む概念である。 この牡蠣エキスには、必須アミノ酸、ビタミン、グリコーゲン、タウリン、脂肪酸、レシチンの他、カリウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、コバルト等のミネラル類を豊富に含有しており、抗疲労効果、肝機能向上、滋養強壮、栄養状態改善作用などを有すると言われている。 黒酢もろみは、黒酢の熟成課程で熟成容器の底部に沈殿する固形物であり、黒酢の製造工程における副産物である。 すなわち、黒酢もろみは、米と種麹とにより糖化、アルコール発酵、酢酸発酵と変化していく課程で生成されるものであり、この黒酢もろみには、アミノ酸類や有機酸、ミネラルが豊富に含まれている。 これらの生薬を混合した混合物を、投与することにより、血行を改善するとともに、皮膚の状態を良好にすることができる。 すなわち、血流障害に起因する皮膚疾患の改善を行うことができる。 この混合物の作用機序については、未だ不明な点も多いが、オタネ人参に含まれるジンセノサイドと牡蠣エキスの栄養成分が代謝機能を向上させるとともに、黒酢もろみ末成分のペプチドが血中中性脂肪および総コレステロール値や血液粘度を下げながら、オタネ人参のサポニンの血流促進作用と協働により赤血球変形能を向上させながら血流を改善し、しかも、黒酢もろみ末と牡蠣エキス末により皮膚の細胞の細胞膜を安定させながら、皮膚の炎症や掻痒感を抑えるものと考えられる。 また、オタネ人蔘が各細胞や副腎に作用してホルモンや酵素の分泌を促すと共に、牡蠣エキスに含まれる亜鉛、セレン、コバルト、マンガン等の微量金属元素が、分泌されたホルモンや酵素の遷移元素(補欠分子族)として機能し、しかも、黒酢もろみ中に含まれる成分が血液中のフィブリノーゲン量やコレステロール量を減少させて循環機能を改善し、前記ホルモンや酵素、遷移元素が全身くまなく行き渡ることで、皮膚の炎症や掻痒感を抑えるものと考えられる。 それゆえ、オタネ人参、牡蠣エキス末、黒酢もろみ末のいずれを欠いても、心疾患及び皮膚疾患を同時に改善する効果を生起することが困難になる。 たとえば、牡蠣エキス末を製造する際に、60℃にて乾燥処理を行うと、牡蠣エキス末に含まれる多様な酵素やペプチド等が変性するため、心疾患及び皮膚疾患を同時に改善するのは困難である。 また、同様に、オタネ人参や黒酢もろみ末を欠いても、心疾患及び皮膚疾患を同時に改善するのは困難であることが、発明者らの鋭意研究によって経験的に明らかとなっている。 ここで、投与する対象は、ヒトであっても良く、また、犬や猫等の動物であっても良い。 混合物の摂取量は特に限定されるものではないが、毎日の食生活において日常的及び定期的に服用することを鑑みると、1回あたりの服用量として、オタネ人参末を100〜20000mg、黒酢もろみ末を500〜20000mg、牡蠣エキス末を100〜6000mg程度とするのが好ましい。 また、混合物は、3〜5重量部のオタネ人蔘末と、2〜4重量部の牡蠣エキス末と、6〜8重量部の黒酢もろみ末とを混合するのが好ましい。 このような配合割合とすることにより、さらに効果的に血行を改善し、皮膚状態を良好にすることができる。 なお、牡蠣エキス末は、前述したように、強熱せずに調製したものが好ましい。すなわち、牡蠣エキス末は、牡蠣と4〜50℃とした溶媒とを接触させて抽出した牡蠣エキスを50℃以下の温度で乾燥させて生成すると良い。 このような工程で牡蠣エキス末を調製することにより、牡蠣エキス中に含まれるペプチドや酵素、熱に弱いアミノ酸類等を変性させることなく力価の高い牡蠣エキス末を製造することができる。 このようにして調製した、オタネ人蔘と牡蠣エキスと黒酢もろみとの混合物は、そのまま粉末として経口投与しても良いが、賦形剤を添加して打錠することにより剤形を錠剤としても良い。 この際、錠剤には、医薬品や、種々の生理活性物質を混入させて、生理活性物質由来の機能を付与したり、生薬の吸収を向上させるようにしても良い。 この生理活性物質は、例えば、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、γ−リノレイン酸、シソオイル、合成ビタミンE、天然ビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ポリフェノール類、リコペン、茸菌糸体培養抽出物、茸子実体培養抽出物、霊芝、アガリクスエキス、熊笹エキス、マイタケエキス、クロレラ、スピルリナ、タンニン、アルギン酸、カテキン、甘草エキス、グリチルリチン、プロポリス、イチョウ葉エキス、高麗人蔘エキス、田七人蔘エキス、エゾウコギエキス、フコイダン、アロエエキス、キトサン、イノシトール、ペプタイド、セラミド、ナイアシン、総イソフラボン、パントテン酸、ビオチン、総カロチノイド、セレン、亜鉛、クロム、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、ムコ多糖タンパク、カルシウム、ローヤルゼリー、ウコンエキス、マリアアザミエキス、ガルシニアエキス、牛黄、コエンザイムQ10、αリポ酸、ミミズ抽出物、ミカンエキス、ビタミンP、ヒアルロン酸とすることができる。 また、これらの生理活性物質は、単独で添加しても良く、また、複数を選択して添加するようにしても良い。 また、生理活性物質以外にも、例えば、食品や、食品香料を添加することで、経口投与組成物を使用者の嗜好性にあわせるようにしても良い。例えば、チーズ粉末及び/またはチーズ香料を添加することで、使用者が違和感無く経口摂取することができる。 このようにして調製した経口投与組成物は、人間を含む動物に投与することで、心疾患の改善を行いながらも、皮膚状態の改善を行うことができるが、人間を除く皮膚略全体に毛の生えた動物(ここでは、獣毛を有する獣類という。)に対して、特に顕著な皮膚の改善効果を生起させることができる。 すなわち、獣毛を有する獣類の皮膚炎や脱毛等の症状を、心疾患の改善を行いながら治療することができる。 以下、本発明に係る実施形態について、更に詳説する。 〔経口投与組成物の製造〕 まず、オタネ人蔘末15〜25重量%、牡蠣エキス末10〜20重量%、黒酢もろみ末30〜40重量%、賦形剤25〜35重量%を含有する経口投与組成物の調製を行った。 まず、オタネ人蔘末と、牡蠣エキス末と、黒酢もろみ末と、賦形剤とをそれぞれ21.4:14.3:35.7:28.6の重量比で混合する。 次に、水及びアルコールを添加して、擂潰機にてさらに混合しながら造粒し、同造粒物を、50℃に調整した平衡式乾燥機にて10〜15時間に亘り乾燥する。 乾燥物をスピードミルにて、直径約2.5mmの大きさに整粒し、グリセリン脂肪酸エステルを添加してさらに混合し、打錠機にて打錠し、チーズ香料を添加して1粒あたり約350mgの経口投与組成物を得た。 次に、本実施形態に係る経口投与組成物を、皮膚疾患、心疾患等に罹患した動物に投与して経過観察を行った動物試験結果を示す。 本実施形態に係る経口投与組成物は、ヒトに対して皮膚疾患及び心疾患の改善効果を生起するものであるが、動物に対しても同様に皮膚疾患や心疾患の改善効果を生起させることができる。 特に、従来より、犬や猫等の動物は、ペットとして多くの人々に親しまれており、多くの飼い主は、ペットを家族同様に可愛がり、少しでも長生きするよう望んでいる。 しかしながら、これらのペットは、加齢とともに皮膚病や心疾患など様々な病気に罹患することとなり、これらの病気により直接的に、または、病気によるストレス等から間接的に寿命が縮まる場合がある。 そこで、これらの病気を治療したり改善するために、動物用の薬や補助食品が提供されている。 例えば、動物の皮膚病を治療すべく、例えば特開2006−143618号公報に示されるような、尿素およびクロルヘキシジンを含んでなる動物用塗布剤が知られている。 この治療薬によれば、真菌・細菌感染等に起因する皮膚病を改善し、動物の皮膚を健全に維持することができるとしている。 しかしながら、動物の皮膚病は、心疾患等循環器機能の低下による皮膚近傍の血行障害や栄養障害によるものも多く、上記従来の動物用塗布剤では、弱った皮膚に感染した微生物を対処療法的に殺滅するにとどまり、根本的な皮膚病の治療とは言い難い。 すなわち、動物の皮膚病を治療または改善するためには、栄養状態の改善及び循環器機能の改善を行いつつ、皮膚状態を改善する必要がある。 また、近年では、動物に投与する薬や補助食品であっても、人為的に合成した合成薬や精製した有効成分単体ではなく、天然由来の生薬を与えたいと考える飼い主も多い。 本実施形態に係る経口投与組成物によれば、下記の結果に示すように、前述の課題点を解決しつつ、心疾患及び皮膚疾患の改善を行うことができる。 〔皮膚疾患に罹患した動物に対する経口投与試験〕 製造した経口投与組成物を、皮膚疾患に罹患した動物に投与した試験結果を示す。 (投与試験1) 被験動物:コッカスパニエル犬(年齢8年 体重11kg) 診断名:皮膚炎 投与量:1回1錠 1日1回 所見:全身の脱毛が激しく、皮膚も象皮症でヌルヌル、ドロドロの状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物の服用により、約20日で発毛が見られた。3ヵ月間投与を継続したところ、全身の毛が生えそろってきた。 副作用:なし。 (投与試験2) 被験動物:マルチーズ犬(年齢5年 体重2.5kg) 診断名:皮膚炎 投与量:1回1/4錠 1日1回 所見:耳だけがつるつるに禿げていたが、本実施形態に係る経口投与組成物の処方により、10日で発毛が見られた。2ヵ月間の連続投与後、投与を止めたが、さらに4ヵ月後に至っても耳部の脱毛は見られなかった。 副作用:なし。 (投与試験3) 被験動物:柴犬(年齢7年 体重12kg) 診断名:皮膚炎、慢性湿疹、脱毛 投与量:1回1錠 1日1回 所見:全身に及ぶ脱毛、薄毛、発疹が見られたが、本実施形態に係る経口投与組成物を投与したところ、2週間で発毛が始まり、発疹が治まりはじめた。2ヶ月間投与を続けたところ、全身に毛が生えそろい、その後投与を止めたが、皮膚の改善状態を維持した。 副作用:なし。(投与試験4) 被験動物:ラブラドールレトリバー犬(年齢1年6ヵ月 体重35kg) 診断名:アカルス、脱毛、皮膚炎 投与量:1回3錠 1日3回 所見:全身の各所に斑状の脱毛が見られていた。本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、3週間で毛が生えだし、2ヵ月でほぼ完治状態となった。その後、1ヶ月間服用させた後、投与を終了したが、3ヵ月後においても再発は見られなかった。 副作用:なし。(投与試験5) 被験動物:ペキニーズ犬(年齢9年 体重3.5kg) 診断名:脱毛、皮膚炎 投与量:1回1/2錠 1日1回 所見:全身に亘り脱毛、薄毛、膿皮症状発疹、フケが見られ、非常に不潔な状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、20日で発毛が見られ、3ヵ月でほぼ完全に毛が生えそろった。 副作用:なし。(投与試験6) 被験動物:ミニチュアダックス犬(年齢6年 体重3kg) 診断名:アカルス、慢性湿疹、脱毛 投与量:1回1/2錠 1日1回 所見:全身の脱毛、膿皮性湿疹、全身発疹の状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ6ヵ月で膿皮性湿疹が治まった。 副作用:なし。(投与試験7) 被験動物:キャバリア犬(年齢5年 体重10kg) 診断名:皮膚炎 投与量:1回1錠 1日1回 所見:全身の脱毛や膿皮症状発疹が見られる状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を投与して20日で発毛が見られ、3ヵ月でほぼ毛が生えそろった。2ヵ月ほど継続投与して投与を止め、その後5ヵ月経過しても皮膚は良好な状態を維持した。 副作用:なし。(投与試験8) 被験動物:ヨークシャーテリア犬(年齢10年 体重4.8kg) 診断名:皮膚炎 投与量:1回1錠 1日1回 所見:全身脱毛であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ3週間目で発毛が始まり、3ヵ月で全身に毛が生えそろった。 副作用:なし。(投与試験9) 被験動物:マルチーズ犬(年齢7年 体重2.8kg) 診断名:皮膚炎 投与量:1回1/4錠 1日1回 所見:全身脱毛であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ2週間で発毛が見られ、2ヵ月でフサフサの状態となった。その後さらに2ヶ月間投与し、投与を止めたが皮膚状態は良好であった。 副作用:なし。(投与試験10) 被験動物:パグ犬(年齢8年 体重7.6kg) 診断名:アカルス 投与量:1回1錠 1日1回 所見:全身がつるつるに禿げていたが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、2週間で薄毛が生え始め、2ヵ月で完治した。元気も良くなり活動的になった。 副作用:なし。 〔心疾患に罹患した動物に対する経口投与試験1〕 次に、製造した経口投与組成物を、心疾患に罹患した動物に投与した試験結果を示す。(投与試験11) 被験動物:シーズー犬(年齢14年 体重6kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1錠 1日1回 所見:2日に1回は失神していたが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約5日後には失神が見られなくなった。 副作用:なし。(投与試験12) 被験動物:雑種犬(年齢16年 体重12kg) 診断名:心臓弁膜症 投与量:1回1錠 1日2回 所見:動悸や息切れが激しく、10m歩くと座り込む状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約2週間後には座り込みが無くなり、6ヵ月経過後には、1kmの散歩にも耐えられるようになった。 副作用:なし。(投与試験13) 被験動物:シーズー犬(年齢10年 体重6.5kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1錠 1日1回 所見:心臓弁膜症及び心肥大により疲れやすく、少し歩くと座り込む状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、1週間程度で走り回ることができるようになった。 副作用:なし。(投与試験14) 被験動物:マルチーズ犬(年齢11年 体重2.9kg) 診断名:心臓弁膜症 投与量:1回1/2錠 1日1回 所見:心臓弁膜症による咳がひどい状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、4〜5日で咳が激減した。さらに3週間後にはほぼ咳が見られなくなった。 副作用:なし。(投与試験15) 被験動物:雑種犬(年齢14年 体重18kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1錠 1日3回 所見:動悸、息切れが激しく、数歩歩くと座り込む状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約3週間後には座り込みが見られなくなり、8ヵ月経過後小走りもできるようになった。 副作用:なし。(投与試験16) 被験動物:シーズー犬(年齢13年 体重5.6kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1錠 1日1回 所見:疲れやすく、1日に1回は失神していたが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約3週間後には失神は殆ど見られなくなった。 副作用:なし。(投与試験17) 被験動物:シーズー犬(年齢12年 体重6kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1錠 1日1回 所見:1日に1回は失神していたが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約3週間後には4〜5日に1回失神する程度となり、7ヶ月間投与を続けたところ失神は殆ど見られなくなった。 副作用:なし。(投与試験18) 被験動物:マルチーズ犬(年齢11年 体重4.1kg) 診断名:心臓疾患、肝臓疾患、胆嚢に腫瘍 投与量:1回1/2錠 1日2回 所見:心臓の肥大が顕著で、気管が細く、咳がひどい状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約4ヵ月後にはひどい咳はなくなり、しゃっくりをしているような咳を時々する程度となった。また、苦しそうな状態もなくなった。 副作用:なし。(投与試験19) 被験動物:キャバリア犬(年齢7年 体重7.6kg) 診断名:心臓弁膜症、心肥大 投与量:1回1/2錠 1日2回 所見:心臓肥大、心臓弁膜症からの咳が見られていたが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約3日後には咳が見られなくなり、1ヵ月後心臓の動きがやや穏やかになった。 副作用:なし。(投与試験20) 被験動物:シーズー犬(年齢9年 体重4.8kg) 診断名:心肥大 投与量:1回1/2錠 1日2回 所見:心臓の雑音がひどく、また、気管を圧迫して呼吸が速い状態であったが、本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、約2週間後には呼吸は荒いものの、「ハァハァ」という声がでなくなった。 副作用:なし。(投与試験21) 被験動物:雑種猫(年齢10ヶ月 体重3.2kg) 診断名:心疾患 投与量:1回1/2錠 1日2回 所見:生後3ヶ月ぐらいは心臓に雑音があった。避妊手術後しばらくして食欲が無くなり、呼吸が苦しそうであった。そこで、本実施形態に係る経口投与組成物を投与したところ、翌日は飛び跳ねるほど元気になった。 副作用:なし。〔心疾患に罹患した動物に対する経口投与試験2〕 次に、製造した経口投与組成物を心疾患に罹患した動物に投与し、ヘパリン血漿中の脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP:Brain Natriuretic Peptide)の変化を測定した試験結果を示す。このBMPは、心臓の心室より分泌されるホルモンであり、慢性心不全、急性心不全の病態把握や予後の推定に有用なマーカー物質として知られている。 なお、本試験における心雑音の強さは、Levine分類に従って評価しており、1:微弱な雑音で、注意深い雑音でのみ聴取できるもの、2:聴診器を当てた途端に聴くことが出来るが、弱い雑音、3:中等度で、明瞭に聴取できる雑音、4:3度とは異なり、耳に近く聞こえる強い雑音、5:聴診器を胸壁から離すと聞こえないが、聴診器で聴く最も強い雑音、6:遠隔雑音で、聴診器無しでも聴くことができる雑音、の6段階としている。 また、BNPのヘパリン血漿中における基準値は、一般に、正常値:210pmol/l未満、心疾患疑いあり:210〜750pmol/l、心不全の可能性あり:751以上pmol/lとされている。(投与試験22) 被験動物:シーズー犬(年齢12歳 体重6kg) 診断名:心疾患 投与量:1回1錠 1日2回 所見:心雑音が3/6であったため、イヌBMP検査を実施したところ、値は400pmol/lであった。そこで、本実施形態に係る経口投与組成物を20日間に亘って連続投与したところ、心雑音の変化は見られなかったが、BMP値が141pmol/lに下がっていた。この症例は、受診時のBNP値が400pmol/lと比較的高い値であったため、心疾患予防の為に、本実施形態に係る経口投与組成物を投与した。投与後のBNP数値が141pmol/lという基準値(210pmol/l未満)以内に下がったことは、本実施形態に係る経口投与組成物が心疾患予防の為に活用できることを示唆している。 副作用:なし。(投与試験23) 被験動物:シーズー犬(年齢11歳 体重5.4kg) 診断名:心疾患 投与量:1回1錠 1日2回 所見:発咳がひどく、心雑音が4/6であり、イヌBNP検査数値は1894pmol/lと非常に高値であった。こで、本実施形態に係る経口投与組成物を20日間に亘って連続投与したところ、BNP値は1753pmol/lに低下した。臨床症状的にも、20日間で咳も減少し、見た目の元気さもかなり改善した。 副作用:なし。 〔皮膚疾患及び心疾患の両方に罹患した動物に対する経口投与試験〕 次に、製造した経口投与組成物を、皮膚疾患及び心疾患の両方に罹患した動物に投与した試験結果を示す。(投与試験24) 被験動物:雑種犬 (年齢16年 10.4kg) 診断名:心臓疾患、アレルギー性皮膚炎 投与量:1回1錠 1日2回 所見:動悸や息切れもあり、倒れることもしばしばあった。またアレルギー性皮膚炎による湿疹があちこちに見られ、長期に亘り抗生物質等の連用を続けていたが改善が見られなかった。本実施形態に係る経口投与組成物を処方したところ、3ヶ月で動悸や息切れが消え、湿疹や赤斑などの皮膚症状の改善も見られた。 副作用:なし(投与試験25) 被験動物:雑種犬 (年齢14年 14.5kg) 投与量:1回1錠 1日2回 診断名:皮膚病、心肥大 所見:鼻と耳が痒いようで鼻は掻いて出血し、皮が剥け、耳は赤くなっていた。難治性のものと思われ、抗生物質の連用を余儀なくされていた。併せて、疲れやすく、よく座り込むことから心肥大も併発していると診断された。そこで、本実施形態に係る経口投与組成物を投与したところ、1ヶ月ぐらいで疲れやすい症状がが改善し、3ヶ月ぐらいで皮膚症状が改善した。 副作用:なし 上述してきたように、本発明に係る経口投与組成物によれば、循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うことができる。 最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。例えば、本実施形態に示した構成では、経口投与組成物にチーズフレーバーを添加しているが、例えば、液状または粉状としたチーズを添加したり、その他の食品やフレーバーなど動物が好む香りや味を付与するようにしても良い。 また、本実施形態によれば、イヌやネコに対して本実施形態に係る経口投与組成物を投与しているが、これに限定されるものではなく、ヒトに対しても同様の効果を得ることができるのは勿論である。 生薬を含有した経口投与組成物において、 前記生薬は、オタネ人蔘と、牡蠣エキスと、黒酢もろみとの混合物であり、 循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うことを特徴とする経口投与組成物。 3〜5重量部のオタネ人蔘末と、2〜4重量部の牡蠣エキス末と、6〜8重量部の黒酢もろみ末とを含有した経口投与組成物。 前記牡蠣エキス末は、牡蠣と4〜50℃とした溶媒とを接触させて抽出した牡蠣エキスを50℃以下の温度で乾燥させて生成したことを特徴とする請求項2に記載の経口投与組成物。 エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、γ−リノレイン酸、シソオイル、合成ビタミンE、天然ビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ポリフェノール類、リコペン、茸菌糸体培養抽出物、茸子実体培養抽出物、霊芝、アガリクスエキス、熊笹エキス、マイタケエキス、クロレラ、スピルリナ、タンニン、アルギン酸、カテキン、甘草エキス、グリチルリチン、プロポリス、イチョウ葉エキス、高麗人蔘エキス、田七人蔘エキス、エゾウコギエキス、フコイダン、アロエエキス、キトサン、イノシトール、ペプタイド、セラミド、ナイアシン、総イソフラボン、パントテン酸、ビオチン、総カロチノイド、セレン、亜鉛、クロム、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、ムコ多糖タンパク、カルシウム、ローヤルゼリー、ウコンエキス、マリアアザミエキス、ガルシニアエキス、牛黄、コエンザイムQ10、αリポ酸、ミミズ抽出物、ミカンエキス、ビタミンP、ヒアルロン酸より選ばれる少なくともいずれか1つを含有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の経口投与組成物。 チーズ粉末及び/またはチーズ香料を添加したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の経口投与組成物。 【課題】天然由来の生薬を含有し、循環器機能を向上させながら皮膚状態を改善することができる経口投与組成物を提供する。【解決手段】生薬を含有した経口投与組成物において、前記生薬は、オタネ人蔘と、牡蠣エキスと、黒酢もろみとの混合物であり、栄養状態及び循環器機能を向上させながら皮膚状態の改善を行うこととした。【選択図】なし


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